譚先生がやさしく教える　不妊症周期療法

《不妊症、問題は実年齢ではなくカラダ年齢》

　私どもへ不妊症のご相談に来られます女性の方では、現在５０歳の方が最高齢です（昨年秋、５０歳で妊娠されましたが、残念ながら流産されました）。
　２０代後半から４０代半ばの女性の方々がおいでになりますが、ボリュームゾーンは、３７・３８歳から４５歳までの方々です。
　私はパソコンを見たことがまったくないのですが、ネットの掲示板や各種のチャットなどの書き込みをご覧になり、お問い合わせをくださる方々や、知人のご紹介で来店される方々が大半です。先日も東京からご来店されましたご夫婦の方は会社の同僚の方からのご紹介で、同僚５組のうち、４組の方々が私のすすめる周期療法で妊娠されたとご報告くださいました。聞いた私もそれはすごいと、自ら感心してしまいました。
　当薬局へは、４０歳前後の方々のご来店が多いので、その方々の妊娠、出産報告が多く寄せられます。私は原則として、排卵できる方は年齢に関係なくご相談を受けることにしています。私は女性は実年齢ではなく、カラダ年齢を考えます。
　例えば、実年齢は４０歳でもカラダ年齢は３０歳、逆に実年齢は３０歳でもカラダ年齢は４０歳という方もおられますので、ご相談をいただく方々の現在の状況をお尋ねして、個々に対応を決めることにしています。ですから、私には”３５歳を超えたら高齢”だという考えはまったくありません。
　排卵できる女性は、妊娠のチャンスがあると私は考えているので、ご相談いただく方々には、いつも私はこういう考えで皆さまに対応しているとお話しをしております。

　先日、中学生時代からの友人の医師が来店しました。彼は私の後方で私とお客様の話のやり取りを聞いた後、薬局に送られてきた赤ちゃんの写真を見て、「この店で、こんなにたくさんの４０代の女性の方々が妊娠され、無事にこんなに元気な赤ちゃんを生んでいるのを見てびっくりした。医者として、自分の常識では考えられない。おまえ、いい仕事をしている」と言って帰りました。